無数のゲーム種類・変則ルールが存在する大人の戦争ごっこサバゲ。もちろんその楽しさは無類であり、楽しみ方は無限である。

スパイ戦



味方の中に敵のスパイが紛れ込み、敵の中に味方のスパイが紛れ込むゲーム。

まずトランプやくじでスパイ役を決める。引いたトランプやくじを他の人に見られないようにして自分がスパイ役かどうか確認。
スパイは自分がスパイであることがバレないように活動を始める。

スパイ役の人数設定

基本的にスパイ役は1チームにそれぞれ1人がいいが、大人数でスパイ戦をするときはスパイを2人に増やしてもいいかもしれない。
また、チームで話し合い、敵のプレーヤーの中から誰を味方スパイにするか選んでも面白いかもしれない。
あるいは、戦力バランスを無視してでもカオスなゲームにしたい場合におすすめなのが、スパイの人数をランダムにするという方法。
例えばトランプでスパイ役を決めるのであれば、先に誰かがカードを引いてその場に置き、皆に見せる。このカードと同じ数字のカードを引いたプレーヤーがスパイになる。同じ数字のカードは4枚だから、スパイ役の人数は0〜3人のうちのどれかということになる。
ちなみにジョーカー2枚を抜いたとして、スパイの出現率は16人に1人の割合。1〜10のカードだけでやれば12人に1人の割合に。スパイの出現頻度を下げたい場合はもう一組のトランプを用意するとよい。

大味派?それとも思考派?

スパイ戦はルールの設定により、「大味なスパイ戦」と「思考型スパイ戦」にゲームの趣向をはっきりと分けることができる。
そのルール設定とは、

(1) 敵側に紛れ込んだ味方スパイが誰なのかあらかじめ味方全員がわかるようにするかどうか
(2) スパイが味方と接触して敵のスパイが誰かを教えてもいいかどうか

両方をなしにすると、スパイがただ背中を騙し討ちするだけの大味なゲームになる。
両方をあり、もしくは「(1)はありで(2)はなし」にすると、スパイ自身がゲームをコントロールする面白味と、スパイが誰なのかを言動から推理する面白味を兼ね揃えた、騙す側も騙される側にも高度な推理力が要求される思考的なゲームになる(ただし無線のチャンネルを味方に合わせて密告するのはなし)。
どちらも同じスパイ戦ではあるが、内容がかなり違うので、ゲームに参加しているプレーヤーがどちらのスパイ戦が楽しめそうかよく話し合って決めることをおすすめする。

「スパイ複数」と「思考型」の組み合わせは極めてカオス

あまりにも全てを説明してしまうとアレなので控えておくが、ポイントとしては同じ陣営側にいる同じ立場のスパイ同士がゲーム開始の時点でお互いを認識し合っているか?という点が重要になる。
これはゲーム開始前の段取り次第で認識し合うことはできなくもないが、ちょっと難しい。
だからここは思い切って認識し合う作業を省略してゲームをスタートしてみよう。もしかすると半端なくカオスなゲームになるかも。

勝敗のつけ方

最もシンプルにスパイ戦をするのなら殲滅形式がいい。「スパイはフラッグゲットできない」ということにすればフラッグ形式のゲームもできる。
勝利条件 スパイ戦に盛り込む
他のゲーム要素により変化
おすすめ
ゲーム時間
スパイ戦に盛り込む
他のゲーム要素により変化
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